概  要

●位 置
ハワイとの位置関係
-- クリスマス島はハワイから2,000km、キリバス共和国東端、赤道直下に位置します。キャプテンクックが1777年クリスマスイブに上陸したことにちなんで命名されました。

日付変更線の関係でキリバス共和国は世界で一番早く夜明けを迎える国です。その中でも東端に位置するクリスマス島は世界で一番早く21世紀の朝日が昇る島として話題になりました。


●面 積
東京都との比較
珊瑚礁だけで出来た島としては世界最大388km2の面積があります。東京23区620Km2の半分以上の大きさがあり、キリバス共和国の国土面積の約半分に当たります。

●産業
珊瑚礁で出来たクリスマス島には「土」が無いため、農作物の収穫は見込めません、又、港が貧弱なため漁業も大規模には行われていません。

●2001年12月に新しい桟橋が完成しました。今後はこの桟橋を利用して漁業などへの取り組みも活発になるかもしれません。

新設された桟橋(テブアケア村傍)土台を陸上で製作した後、海中に沈める工法によって珊瑚や周辺の環境に配慮して建設された。(2001/12撮影)

●コプラ---熟したヤシの実の内側の白い部分を乾燥させて輸出します。ヤシの実石鹸やヤシ油の原料となっています。

●キリンサイ---優れた保湿成分を持つ海藻。養殖して輸出しています。

クリスマス島の塩---国連の援助で開始された塩田。一時中断していた事業を日本の有志の手によって数年前に再開しました。現在は日本のみに輸出されています。

●観 光---飛行機の便が悪いので大量のお客さんが来ることはありませんが、年に2,000人程度、ダイビングフィッシングの観光客が来ます。

●NASDA---日本の宇宙開発事業団の衛星追尾用のレーダーステーションがあります。日本製スペースシャトルHOPE-Xの実験機の着陸実験場の建設が行われています。情報はこちらにも掲載されています。

写真奥の黒い滑走路がHOPE-X着陸実験用滑走路(AEONフィールドを改修)、手前左下には下の写真の実験用の管制システムが建設された(2001/12)
実験は2002年3月以降から開始される予定となっている。将来的には株式会社ギャラクシーエクスプレス等によって、ロケット発射基地構想などが表明されている。


●一般
  • 人口---3,500人〜3,800人程度
  • 時差---+5時間(日本との時差)
  • 気温---平均気温28度、雨期は12月〜2月頃まで。常に海から風が吹いていますので日陰は涼しく感じるときもありますが、直射日光は非常に強いので日焼け止め等の用意は必要です。
  • 水---生水は飲まない方が賢明です。ミネラルウォーターが販売されています。
  • 食物---公営のキャプテンクックホテルでは3食サービスされます。ダウンタウン(ロンドン)にはローカルレストランがありますが、ホテルの食事が安全で美味しいと思います。
  • 電気---キャプテンクックホテルでは100V、コンセント形状は日本と同じです。
  • 電話---ホテルフロント経由、ほとんど繋がりません。緊急の際にはロンドンにあるTSKL(電話会社)から電話をすることが出来ます。
  • インターネット---ホテルからは限りなく不可能に近いです。
  • 交通---公共の移動手段はありません。その代わりワンボックスカーを利用した乗り合いバスが走っています。定員7人程度の車に20人ぐらい詰め込んで走っています。レンタカーもあります。
  • 言葉---キリバス語と英語
  • 通貨---オーストラリアドル、US$も使えますがレートが悪いので、AS$を持参するか、ロンドンにあるBank of KIRIBATIで両替した方が良いと思います。
  • 宗教---キリスト教
  • 病院---小さな診療所がありますが、常備薬等は持参した方が良いでしょう。
※このデータは2001年12月のものです。

●地図
衛星写真地図 850×750 108kb(別ウインドウが開きます)
●その他
キリバス共和国ホームページ
CIA FACT BOOK:Kiribati
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