2006年のプロジェクト報告

皆さんこんにちは、プロジェクトを主宰しております遠藤です。8年目を迎えた2006年のプロジェクトも。皆様のご協力でどうにか投函作業を終えることが出来ました。

このカードプロジェクトはカードの配達に際して、国際郵便のシステムを使用する性格上、郵便事故による遅達などのトラブルを完全に防ぐことが困難ですが、過去の反省点などを積み上げて、トラブルがないように色々工夫をしています。

しかし、たいへん残念なことに、国内の一部地域で25日以降の配達となってしまったカードがありました。早いカードは12月17日から配達されて、あまりの早さに事務局でも、ちょっと早すぎるのでは?とビックリしつつもホッと胸をなで下ろしていたのですが、安心したのもつかの間、その後、22日前後から、まだ配達されていません、というご報告をいただいて、本当にガッカリしてしまいました。参加してくださっている皆さんに申し訳ない気持ちと、色々工夫してやってきているのに...というやり場の無い悔しさもあって、複雑な気持ちでした。

その後、ハワイのアメリカ合衆国郵便サービス(USPS)の担当者に調査依頼をして、ホノルルの局内で何が起きてしまったのかを調べて貰いました。時系列にそって説明しようと思います。

1)2006年12月12日、押印を終えたカードはクリスマス島の郵便局にて投函されました。その際、「ホノルル経由、東京行き」というタグを付けた日本国内向けのカードは、あまりにも重いので、2つに分割して郵便バックに収納されました。その他の海外向けと通常の郵便物はもう一つの袋に収納されました。

2)12月13日 クリスマス島の空港には3つの郵便バックがちゃんと届けられていました。私たちスタッフはこれで大丈夫と一安心してホノルル行きの飛行機に乗りました。

3)日付変更線を超えるので、郵便バックは12月12日にホノルル局に運び込まれました。ホノルル局からの報告によると、一つめのサックは、翌日12月13日に成田に転送された記録があり、もう一つは、12月20日に成田に向けて転送された記録が残っているとのことでした。2つめが1週間も遅れた理由としては、「その袋が間違った場所におかれていたため」とされていて、何故、間違った場所に置かれたか?などは不明なままです。

ホノルル局からのメールによる報告を12月29日に受け取り、その後、電話での話し合いから判明したことは、クリスマス島からホノルルに転送した郵便バックの総数を明記する書類が無いと言う構造上の欠陥があるということでした。これには僕もビックリしましたが、来年は、クリスマス島からホノルルに着いた時点で、ホノルル局に日本向けに幾つの郵便バックを送ったかを口頭で伝えて、確認して貰うことにします。

毎年色々あって、主催者側としては不安だらけのプロジェクトですが、励ましのメールや、お礼のメールも沢山戴いています。気を取り直して、2007年も継続しようと考えています。今年もよろしくお願いいたします。

2007/01/13 プロジェクト主宰 遠藤秀一


運搬・押印業務の現地レポート
このレポートは、運搬の様子をリアルタイムにアップロードしたものです。
2006/11/30

今年も沢山のカードが返信されてきました。暖冬にもかかわらず、沢山の方々のご参加、本当にありがとうございます!

2006/12/04

クリスマスカードは今日の夕刻の飛行機で経由地のホノルルに運搬されます。その翌日、クリスマス島に到着し、現地で押印投函の作業を行います。

今年の運搬スタッフは、プロジェクト主宰の遠藤と妻の近藤優子、彼女のお兄さんが臨時スタッフで同行してくれます。

今年は国内では12月20日以降の配達を予想しています。皆さんの暖かいメッセージを大切に運んできます。運搬の様子は引き続きこのページでお伝えします。たまに覗いてみてください。

2006/12/04

こちらは成田空港での一コマです。すっかりクリスマス気分の空港第1ターミナル。

最近特に厳しくなっている機内持ち込み荷物の検査で文句を言われないか心配でしたが、無事ハンドキャリーで機内に持ち込むことが出来て一安心でした。

2006/12/04

翌朝、と言ってもほぼ徹夜状態でホノルルに到着、日付変更線のせいもあって、まだ12月4日ですが、ようやくハワイに到着しました。この赤と青のポチに替えてから、税関で質問されることもなくなったので、楽に運搬が出来るようになりました。

明日の飛行機でカードはいよいよクリスマス島に到着します。

2006/12/06

ホノルル発FJ823(12:00発)は3時間かけて無事にクリスマス島に到着しました。

例年のように風が強く、暑いクリスマス島です。

二人が軽そうに持ち上げているカード入りのカートは、1つ13kgもあって、けして軽いものではないのですが、今年も無事到着です。

2006/12/07

翌日は朝から押印作業です。郵便局のスタッフが1名しかいないので、押印のスタッフ総出で(といっても3名しかいませんが)手伝います。

1日かけて押印作業と仕分け作業が終了しました。総数は約1500通でした。

2006/12/12

ホノルルへ戻る飛行機の前日にカード達を郵便局に運びます。朝8時の郵便局のオープンに合わせて、カートをコロコロ引いていきます。

郵便局のスタッフのベレテキラさん、今年も笑顔で迎えてくれました。彼女も慣れた手つきで、カードを袋に移し、タグを作ります。

これが出来上がった郵便の袋。タグにTOKYO - JAPAN と書かれているのが見えるでしょうか?日本への配達分はホノルル経由で直接日本に届けられるようにするための処置です。ホノルル郵便局の協力を得て、この方法を昨年から採用しています。

2006/12/13

飛行機出発直前の飛行場の荷物ヤードの様子。ホノルル行きは7:30発なので、飛行場には5:30には到着しなければなりません。中央に郵便物の袋が写っています。

ここから先は国際郵便のシステムに配達を託すことになります。今年も無事に届くことを祈りながら、僕たちはクリスマス島をあとにしました。

今年は12月20日くらいから日本国内での配達が始まる見込みです。お楽しみにお待ち下さい。

データー
【発行部数】
2,000セット
【申込部数】
約1,800セット
【送信部数】
1,570セット
日本宛:1,400セット  海外宛:170セット
【押印日程】 2006/12/04〜12/15
【日本での配達日】
2006年12月17日〜12月26日
【遅達・誤配等】
一部の地域で26日配達されたカードがありました。

プロジェクトに参加した遠藤優子さんの現地レポート >>

2005年のプロジェクトの報告

ご意見ご感想、誤配、遅延のご報告を是非お知らせ下さい。Mail to Project 事務局

Merry Christmas from Christmas islandは温暖化による海面上昇の被害を受けている南の島々の現状を、多くの方々に知っていただきたいという目的でロケットミュージック・エコプロデュース部が制作・販売しています。売上の一部は海面上昇の被害を受けている現地政府に提供されています。

協力:クリスマス島クリーンアップ基金
Copyright 2014〜 ROCKET MUSICall rights reserved.