私達に出来ること!


キリバス共和国
テブロロ・シート前大統領
からのメッセージ

京都会議において、すべての代表が声をひとつにして、母なる私たちの惑星をどうしたら守ることができるかと論議できなかったことは、本当に残念でなりません。というのも、参加国のそれぞれが狭い視野で、単に自国の国境線や、GDP、失業率等々を守ることに忙しく、地球という惑星が直面している真の危険や、どうしたら地球を救うことができるか、といったことにまで手がまわらなかったからであります。

これは、たとえて言うなら、欲の深い子豚が、母親が病気で苦しんでいるのに、いかにして自分の母乳の分け前を多くするか、毎日毎日争っているようなものです。

「病気の母親をどうしたら助けることができるか」と亙いに協力し合う代わりに、自分の母乳の分け前を確保するのに血眼になり、母親の病気をさらに悪化させてしまうのです。そして、ある日突然母親が亡くなり、彼らはもう母乳での生活ができないことに気がつくのです。

今や、母なる地球は、私たちの際限のない欲望と欲求とで、すでに深く傷つき倒れかけています。そして、母なる地球は、それぞれが己の利益のみを追求するための相互の争いをやめ、彼女の健康を回復するために助けてほしいと、静かに私たちに訴えています。今、母なる地球が、私たち一人ひとりに望んでいることは、彼女がこれまで私たち人類を大切に大切に育んできたように、今度は私たちが彼女を大事に大事にいたわってほしいと思っていること、そして、私たち人類が彼女との調和の中で生きることを学んでほしいと思っていること、ただ、これだけなのです。

私は、すべての人類の同胞に、そのような母なる地球の運命についてともに考え、ともに行動するように強く勧めるものであります。

南の島々の連合では2010年までに温室効果ガス、60%の削減を求めています。今できることは私達個人の小さな気づかいで温室効果ガスの排出量を少なくすることです。これは非常に簡単なことです。

もったいない!

という言葉を常に心に持っているだけで実行できます。

電気や水のもったいない無駄使いをやめて、節約する事は地球にも家計にも大きな助けになります。

  • 誰もいない部屋の電気は消しましょう。
  • 見てもいないのにテレビがついていませんか?消すときには主電源を切りましょう。
  • 朝起きると部屋が寒いくらいクーラーが効いていませんか?タイマーを使いましょう。
  • 駐車場などに停車中の車のエンジンは止めましょう。

こんな簡単な事から始められるのです。節約や節電の知恵を紹介しているサイトを幾つか紹介してみますので、お時間がある時に是非ご覧下さい。

「もったいない」は今ある物を大切に使う事にもつながっていきます。

よくよく考えてみると私達は「モノ」にとらわれすぎた生活をしていませんか?

工場でモノを造り、それを売るために日本全国に運び、沢山売るためのチラシや広告を作り、それを買う為に残業して働いて・・・こんなふうにモノを作って売る為のすべての活動で二酸化炭素が大量に排出されています。

モノを買わなくても済んだら、病気になるほど働かなくても良いのではないでしょうか?その為にも、今あるモノを大切に使うこと、新たに購入しなければならない時は、フリーマーケットやネットのオークションを活用すること、安く買えて二酸化炭素を出さない工夫が色々あります。

最後までお読み下さって本当にありがとうございました。 遠藤 秀一
※大統領からのメッセージは“国が海に消えていく:助安由吉著”より抜粋させていただきました。

Merry Christmas from Christmas islandは温暖化による海面上昇の被害を受けている南の島々の現状を、多くの方々に知っていただきたいという目的でロケットミュージック・エコプロデュース部が制作・販売しています。売上の一部は海面上昇の被害を受けている現地政府に提供されています。

協力:クリスマス島クリーンアップ基金
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