2015年のプロジェクト報告


運搬・押印に当たってのレポート
 

本年も数多くのご支援誠にありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。
プロジェクトを主宰しております助安博之です。
2015年も皆様からのたくさんのあたたかなご支援ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

今年は2年ぶりにクリスマス島です!去年はロケットミュージック社員&ギタリスト、はなむらひろとに代わりに行ってもらいましたが、今年は僕です!


(クリスマス島国際空港。これがInternational空港。スタバは無いです。クリスマス島はハワイ、ホノルルから飛行機で4時間南下した島です。週に1便しかないので、一度行ったら帰り便は1週間後。日本からですと、行き帰りでホノルルで1泊するので、クリスマス島へは最低9泊11日の日程が必要です。)



【エルニーニョで水浸し】
さて、クリスマス島訪問は通算13回目ですが、今年はかなり驚きました!! なぜなら毎日雨が降り続くのです。普通10分くらいのスコールがあって、すぐに晴れて、空気も道もすべてがリフレッシュされます。ハイビスカスもスコールのしずくに覆われれている時は本当に美しいです! スコール後はまさしく「天国」の一部分の感じです。が・・・・なんと今年は10分どころか、東京のような長い雨!! 過去に経験したことがない雨です。エルニーニョが原因ですが、これほどまでとは思えない異常気象です(2年間ずっと楽しみしていて、せっかくクリスマス島に来たのに〜〜〜!!満員電車の中でもクリスマス島に行けると考えると、余裕で耐えられるのです)。

写真を見てください。島はこんなに水浸しです。





エルニーニョもおそらく僕ら先進国の出すCO2が原因です。こんな小さな島にどれほど被害を僕らは与えてしまっているのか! クリスマス島の素晴らしい塩田も全滅でした(クリスマス島の塩は完全天日干しで、太陽と月に3ヶ月干されてできる塩で、スコールくらいですと大丈夫ですが、長雨は命取りです)。


【クリスマス島郵便局にて】
今年のクリスマスカード、クリスマス島郵便局の局員テレマ・テタボさんがスタンプを押してくれています。日本に無事に届きますように!!







【海面上昇による島の分裂】
今回一番皆さんに知っていただきたい状況があります。今から18年前の1997年、京都での「地球温暖化防止会議」。この時に僕はクリスマス島が属するキリバス共和国の現状を知り、半年後に書籍『国が海に消えていく』を出版しました(http://bit.ly/2dU94C4)。キリバス共和国の平均標高は1.5m。人の身長よりも低いです。1センチの海面上昇は命取りになります。海面上昇の原因は僕ら先進国が出すCO2が原因。ほとんど電気を使わず自然との共存で平和に暮らすキリバス共和国はまったくの被害者です。そのことを1997年からその状況を訴えてきましたが、遂にクリスマス島でもマズイことになってきました。島が海面上昇によって分裂してしまったのです。写真をみてください!今まで船着き場だった所が、海面上昇により道が海に沈んでしまい孤島となってしまいました。怖いと思うのは今後20年、30年、50年と経った時です。僕らが何かのアクションを起こしていかなければ、おそらく島のアチラコチラでこのような状況が起きて、祖国がどんどん削られていってしまうでしょう。「何かのアクション」というのがとても大切で、これはとてつもなく大変なことです。これは「地球全体を考えられるスケールの大きい人」がもっともっと考えなくてはならない重要な問題です。こういう人がとってもとっても非常に少ないです。皆様、どうぞ何かありましたらご助言をお願いいたします。僕はクリスマス島、キリバス共和国を愛していますので、がんばっていきます!





【フィッシング】
今回は「フィッシング」の紹介もさせてください。クリスマス島は世界でも有数なスペシャル・フィッシング・プレイスなのです。世界中のフィッシャーマンの夢の夢の場所です。今回はアメリカの4人のフィッシャーマンと同じロッジで、1週間、毎晩毎晩飲み会でいろいろな話をしました。これがクリスマス島の醍醐味で、1週間で相当に友達になるのです。嵐の山小屋で他人と何泊も泊まる感じと同じです。宿泊者、これがアメリカ人であったり、カナダ人であったり、イギリス人であったりと、毎年本当に面白いです。ちなみに僕は「世界代表宴会幹事from Japan」で、毎晩担当になってしまいます。たまにレッチリをMacから流しすぎますが・・・。これを書きながら、またすぐにでもクリスマス島に行きたいと思ってしまいます。Tokyoもすっごく楽しいけど、僕には1年に1回はクリスマス島に行かなければならないかもです。チャージしに。






(この歯に噛まれると指がちぎれることもあるとか。。やばい!)

(この餌でどんな魚が釣れるのか!!)

(1.5mはあるね。)
(CaliforniaからのFisherman, Cris)

(CaliforniaからのFisherwoman, Dian)






(CaliforniaからのFisherman, Bill)




【クリスタル・ビーチ・ロッジ】
ホテルは「クリスタル・ビーチ・ロッジ」。まさしくその名の通りのロッジ。部屋からは20歩でビーチに。しかも、だ〜〜〜〜〜れもいないビーチ、24時間。素っ裸でいてもまず誰もいないのでノープロブレム。天国のビーチ。








(平均標高1.5m。1センチの海面上昇は「死」に結びついてしまう。この美しい島を沈ませてはならない!心ある方はどうぞ応援をお願いいたします)



LOVE & PEACE!! See you nest year 2016!!




データ
【発行部数】
1,000セット
【送信部数】
793セット
日本宛:750セット  海外宛:43セット
【押印日程】 2015年12月3日〜12月10日 
【日本での配達日】
2015年12月15日〜12月31日




2014年のプロジェクトの報告

ご意見ご感想、誤配、遅延のご報告を是非お知らせ下さい。Mail to Project 事務局

Merry Christmas from Christmas islandは温暖化による海面上昇の被害を受けている南の島々の現状を、多くの方々に知っていただきたいという目的でロケットミュージック・エコプロデュース部が制作・販売しています。売上の一部は海面上昇の被害を受けている現地政府に提供されています。

協力:クリスマス島クリーンアップ基金
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