陸地の気温、史上最高--WMOが警告

世界気象機関(WMO)は、5月の世界の陸地の平均気温が11.2度となり、観測史上最高を記録したと発表しました。最近温暖化関連のニュースが聞かれなくなりましたが、状況は悪化の一途をたどっているようです。

言葉にしてしまうと、消費の対象になってしまって、あっという間に陳腐化してしまうことが多々ありますが、クリスマスカードプロジェクトは5年目を迎えた今年も「地球温暖化・海面上昇」という大きな問題を「もったいない」というキーワードで解決していく運動を続けていきます。

これから暑い夏になりますが、あ〜暑い!と言いながらリモコンに手を伸ばす前に、窓を開けたり、扇風機を使ってみたり、うちわでも涼しくなる時もあります。スイッチを押す前に本当に必要かどうか?考えてから指先を動かすクセをつけてみてください。

びっくりするほど節約になるし、温暖化ガスの削減にも確実につながります。

2003/07/04

記事は朝日新聞(20030704)朝刊に掲載されたものです。asahi.comでも

世界の陸地の気温、5月は観測史上最高に

 世界気象機関(WMO)は、5月の世界の陸地の平均気温が11.2度となり、観測史上最高を記録したと発表した。過去の同月の平均値を1度近く上回ったという。海上を含めた地球全体の平均気温も14.6度で、史上2位の高さだった。

こうした傾向は6月に入っても、欧州大陸を中心に続いており、各地で記録破りの暑さとなっている。

スイスでは、各地で最高気温が35〜36度に達し、しかも暑さが持続した。「少なくとも過去250年で最も暑い6月」になったという。フランス南部も熱波に襲われた。地域によってばらつきはあるものの、多くの場所で6月の平均気温が、過去の月平均を5度から7度上回った。最高気温が40度以上になった所もある。

WMOは、地球温暖化が進む中で、こうした異常気象が今後、さらに頻繁に起きる可能性が高いと指摘している。 (07/03 23:29)

とまとめています、7月1日には以下のような記事も掲載されていました。

温暖化などで海面水位過去100年で最高水準 気象庁

気象庁は1日、現在、海面水位が過去100年間で最も高い状況にあり、潮位が高くなる7〜11月は台風による高潮のときに浸水などの恐れが高まると発表した。潮位が高くなる満月と新月前後の数日間は、特に注意が必要だとしている。

同庁によると、日本沿岸の海面水位は80年代半ば以降、上昇傾向にある。ここ数年は85年ごろに比べて8〜9センチ高くなっており、今年も同様の傾向にある。地球温暖化で水温が上がって海水が膨張したことや黒潮など海流の変化が影響したとみられるという。 (07/01 20:46)

ニュースソースの確認が出来ていないのですが、桑田佳祐氏が監督してヒットした映画「稲村ジェーン」のロケ地としても有名な鎌倉の「稲村ヶ崎海水浴場」が海面上昇による砂浜の浸食の影響で、2003年夏期、海水浴場を閉鎖しなければならなくなってしまったようです。

ニュースソースの確認ができ次第、改めてご報告致しますが、地球温暖化・海面上昇という問題は、南の島だけではなく、私達の足下にも忍び寄ってきているのです。